脉診流経絡治療の特徴

1.脉診を中心とした四診法ししんほう望診ぼうしん聞診ぶんしん問診もんしん切診せっしん)により、「しょう」というやまい根本原因こんぽんげんいんを導きだします。多くの愁訴しゅうそを持っていても、その根本原因を的確てきかく判定はんていします。

2.「証」に応じた本治法ほんちほうをおこない、経絡バランスを整えます。補法ほほうにより気血をおぎない、瀉法しゃほうにより余分な気血を取り除きます(気血の調整)。体への影響をみゃく腹部ふくぶで確認しつつおこなうため、そのへんかに、即座そくざこまやかにたいおうすることができます。

3.本治法ほんちほうでは、鍼1本ごとに体への影響を確認します(少ない鍼数)。鍼1本ごとに影響を確認しつつ、次の鍼をおこなうかどうかをめます。かなり少ない鍼数で高い治療効果ちりょうこうかを生みだします。

4.本治法がもっている体への影響力の大きさ。少ない鍼数で五臓六腑ごぞうろっぷの働きを改善し、そして自然治癒力しぜんちゆりょく免疫力めんえきりょく)を高めていきます。他の鍼灸術ではられない高い治療効果により、不定愁訴ふていしゅうそ難病なんびょうなど、あらゆる疾患にたいおうできます。

 まったく痛みを感じない鍼なので、初めての方の“鍼のイメージ”を一新いっしんすることができます。乳幼児、妊婦、高齢の方、すべての人に安心あんしんして治療ちりょうを受けていただくことができます。