当支部は、毎月第3日曜日に、定例講習会を開催しております。参加者は、臨床実技の体験ができ、各会員には、手から手への直接技術指導があり、各会員は、模擬患者に、脉診流経絡治療をおこない、実践的に技術を学ぶことができます。
午前中は、講義や症例、研究発表がおもにおこなわれております。午後は、基本刺鍼や刺鍼技術の検証方式(小里方式*)、(連動検脉法*)の実技をおもにおこなっております。
聴講に参加ご希望の方は、当会までご連絡をお願い致します。心よりお待ちしております。
*小里方式とは
小里方式とは、東洋はり医学会の初代副会長である小里勝之氏が考案された、経絡治療を習得するための刺鍼技術の検証方式(実技研修)で、3人から5人ぐらいでおこなわれます。モデル患者の脈を診ながら、指示を出す者(検脉者)と、施術者にわかれておこなわれます。検脉者は、施術者(鍼をおこなう者)にたいして、的確に指示をだしていきます。これにより、個々の施術者の、鍼の手技の向上へと繋げていきます。検脉者もまた、1つ1つ、鍼の手技にたいして指示を出していきますので、脉診の向上に繋がります。
*連動検脉法とは
脈を診る人は、患者の片手を診ていきますが、これにたいして脈を診ている人の脈を、もうひとりが診ていき、また、その人の脈を次の人が診ていくといった、脈を診ながらつながっていく方法であります。これにより、多くの者が同時に、鍼をしている施術者の手技をよく診ることができます。また、これによりベテランの先生が、指示を出している時の脈を、初心者がよく診ることができます。