12月 師走(しわす)
年の最後の月であり、各地でいろいろな行事がおこなわれますが、先人達は、12月に今年1年を喜び、そしてお世話になったかたへお礼の贈り物をしたり、過ごした日を思い返して反省したり、苦労を忘れたり(忘年)しました。農作業の人事を終え年を越す準備、そして来年を明るく健やかに迎え、願いをかなえてもらうための年神様をお迎えするために、すす払いのほか、隅々まできれいにするという正月事始めの習慣が定着していきました。もともと正月事はじめは、12月の中旬に万事に吉日とされる日があることから、その日に正月の準備をはじめる習慣が定着していきました。門松用の松や、おせち料理の材料を集めるのもこの日に行われ『松迎え』と呼ばれていたとのこと。
この時季は、気温がぐっとさがり空気がはりつめたようになり、冬らしく寒くなったとおもったら、まるで春のようにぽかぽかと暖かくなる小春日和の日もあります。1年でもっとも昼が短くなり夜が長くなる冬至の日には、「小豆」や「かぼちゃ」を食べて無病息災を祈ったり、血行促進効果があるという教えの「ゆず湯」にはいって湯治をするという、風邪や冷え症の予防をする習慣のあるあたりもあります。この時季は、過度の気象の変化による諸症状を治したり、体の調子を整えたりすることが必要になってきます。
令和7年12月21日(日)に函館支部の定例講習会がおこなわれました。この日は、冷たい雨もようの日でしたが、お互い元気に挨拶を交わし、講習会がはじめられました。
午前中の講義は、阿部 孝先生による『経絡治療学言論 上巻 第3章 陰陽五行説』の解説がありました。わかりやすい講義で、質問や意見もたくさん出て、とても良い勉強会となりました。
午後は、いつものように『基本刺鍼』『小里方式』の実技指導をおこないました。お互いに、学術を確かめあいながら技術の向上に努め、有意義な時間を過ごすことができました。
本年も、ご厚情、ご協力いただきましてありがとうございました。
来年(来月)の函館支部の定例講習会は、令和8年1月18日(日)におこないます。

良い雰囲気の中で講義、講習のようす。

実技指導(検脉)のようす

皆様も年の瀬までお体にご留意しながら過ごし、健やかに来年をお迎えください。
そして、来年も当支部をどうぞよろしくお願い致します。実りのある良い年になりますように。