令和7年4月の支部定例講習会がおこなわれました。

4月 卯月
清く、明るい空気に満ちるという清明の頃を過ぎると、日に日に春らしい陽光、陽気が増し、次に少し遅れて暖まりはじめ、気温が上昇していく、気温の春を感じるようになります。春を告げる花の開花が伝えられ、つばめなどの初見、うぐいすなどの鳴き声が聞こえてくることもあります。桜のお花見の頃に、薄曇りのはっきりしない「花曇り」または、寒気がはいってきて、曇りや雨で気温が上がらない「花冷え」になる日もあり、春のかわりやすい季節を感じる日もあります。20日の穀雨の頃には、穀物の芽を出させる雨が降る日もあります。春気に応じるには、心身ともにのびのびと、活動的なきもち、あるいは活動するのが良いでしょう。「陰陽の気は、上下と内外において交流し、その働きが、自然の状態とあい身体を巡っていると、平均して健康を保つ」ということも教えられています。

令和7年4月20日(日)に函館支部の定例講習会がおこなわれました。春の花の開花が伝えられる頃でありますが、この日は、曇り空の肌寒さを感じる日でした。
お互いに明るい挨拶を交わし、講習会がはじめられました。午前中の講義は、宍戸 尚 先生の『膝関節症』の発表がありました。ご質問、ご意見が多くあり、膝疾患に関係する経絡治療の詳しいお話しが、さらにできたと思います。
午後からは、いつものように『基本刺鍼』と『小里方式』の実技指導をおこない、良い雰囲気の中で技術修錬をすることができました。
来月の函館支部の定例講習会は、お休みすることになり、再来月の、令和7年6月15日(日)におこないます。

よい雰囲気の中で、詳しい講義、講習のようす

実技指導と技術修錬、検脉のようす