令和7年6月の支部定例講習会がおこなわれました。

6月 水無月
5日の芒種ぼうしゅの頃は、のぎのある穀物の種まきや、穀物の刈り入れ、田植えの時期という意味をもっていました。入梅にゅうばいのあるあたりは、梅雨つゆに備え、準備をはじめる目安として『入梅』の文字が、暦、カレンダーに記されるようになっていったと教えられています。梅は、漢方薬などとしても用いられましたが、『梅雨』は「梅の実が色づいて熟し、収穫される時季と重なる頃、神さまが降らせる雨」ということからついた名称だと言われています。高温多湿になるあたりもありますので、過度な気象の変化には気をつけましょう。夏の真っ盛りの意の夏至げしもあり、暑さが日に日に増していく頃なので、この時季は、体の病を感じたら早めに治し、心晴らしなどをしながら過ごすとよいでしょう。

令和7年6月15日(日)に函館支部の定例講習会がおこなわれました。この日は、さわやかな初夏を感じる日でした。
いつものように、明るい挨拶を交わし、講習会がはじめられました。午前中の講義は、阿部 孝 先生の『実技解説・補瀉論』の発表があり、質問や意見交換などがディスカッション形式でおこなわれ、活気のある講習となりました。このたびの発表で、講義のすべてが終わらず、来月に続きをおこなうことになりました。
午後からは『基本刺鍼』と『小里方式』の実技指導をおこない、和気藹藹と技術修錬にはげみました。
この次の函館支部の定例講習会は、令和7年7月20日(日)におこないます。

良い雰囲気の中で、くわしい講義、講習のようす

検脉をしながらの、実技指導のようす