神無月(陰暦)10月 木の葉が、あざやかに色づく紅葉がはじまり、その美しさが秋の深まりを感じさせる、秋の実りの収穫の頃。8日(寒露:晩秋から初冬にかけての露で、二十四節気のひとつ)の頃からは、冷たい露が草に差し、さわやかな秋晴れの空が澄んで見える日が多くなっていきます。
「秋は、秋収という季節的影響を受けて、該当する脉位が旺気しやすい」 「肺は、秋によく働きますので、原気を吸収し、冬にそなえるときだ」 という教えがあります。人間は、自然の気を受けて生活していますが 「季節の働きにあわせ、自然に調和して生活を守ることが、長寿の秘訣だ」と教えられています。
令和6年10月20日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。この日は、肌寒さを感じる日でしたが、お互いに元気に挨拶をかわし、講習会がはじまりました。午前中の講義は、阿部 孝先生の『実技解説・四診法』でした。基本にもとづく事や、臨床につながる実践的な内容を、詳しくお話しされました。質疑、応答も多くあり、勉強の秋にふさわしい講義となりました。午後からは『基本刺鍼』と『小里方式』の実技指導をおこない、技術の修錬をおこなうことができました。このたびも、とても充実した講習会になりました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和6年11月17日(日)におこないます。

