霜月(陰暦) 11月 立冬(7日頃)から立春の前日までが暦のうえでは冬になり、実感はしずらいとはおもいますが、日の光は弱まり、日脚も目立って短くなります。寒気の南下により気温は下がっていきます。「初霜」「初氷」「初雪」の便りが増えていきますが、思いがけなくぽかぽか陽気になることがあり、「小春日和」「冬日和」ともよばれます。
古典の冬の養生法には「冬の3ヶ月を閉蔵と言う。万物が静かに沈み消極的になる時である。すべてが収納され、貯蔵されておく時期で、早く寝て遅く起きてもよく、運動などで発汗するなど、心身共に活動的になってはいけない。静かにしているのがいい」という教えもあります。
身体の不調を感じたら、陰陽の気などのバランスを調整する経絡治療をするとよいでしょう。
令和6年11月17日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。この日は、肌寒さを感じる、初冬らしい日でした。お互いに優しい挨拶をかわし、講習会がはじまりました。午前中の講義は、宍戸 尚先生の症例発表『コロナ感染後の患者への経絡治療』でした。症例2題で、質問やご意見が多数あり、活気にあふれた講習になり、とても勉強になりました。午後からは、いつものとおり『基本刺鍼』『小里方式』をおこない、個々の技術向上に努めました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和6年12月15日(日)におこないます。

