令和4年8月の支部定例講習会がおこなわれました。

8月(葉月)、立秋(りっしゅう:秋のはじまる日)をむかえ、暑い盛りではあるが、しだいに日が短くなり、秋の気配を少しずつ感じるようになる頃、再び暑さ「残暑」がぶり返し、季節は行きつ戻りつしながら動いていきます。処暑の頃は、昼間はまだ暑い日がつづきますが、朝夕は、しのぎやすくなり、日脚(ひあし)の短くなったことを感じるようになります。


令和4年8月21日(日)、さわやかな秋晴れの日に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。お互いの優しい挨拶があり、会務報告の後に講義がはじまりました。講師は阿部孝先生で、実技解説「証決定」につながる「脉診」の内容を中心に、お話されました。先生は、途中で会員に質問や意見などを聞きながら、講義をすすめられました。会員の皆さんが、たくさんの質問や意見を交わし、とても有意義な講習会になりました。その日は、充実した1日を過ごすことができました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和4年9月18日(日)におこないます。

くわしい内容の講義中のようす



令和4年7月の支部定例講習会は、休むことになりました。

7月になると、半夏生(梅雨が明ける頃)、小暑、夏の土用、大暑など、日に日に暑くなり、本格的な夏の訪れ、盛夏期を感じる頃になります。気温と湿度の高い日が続く夏の気象は、さまざまな体調不良を引きおこし、なかには、夏の間の症状では済まないケースもあります。夏バテという言葉があるように、ただでさえ体力が奪われやすいこの時季、内外因などによる体の多様な諸症状は、早めに治療しましょう(気血の調整)。陽気が最高潮に達する頃なので、上手に陽気を発散し、1日に1回は発汗するとよいでしょう(汗を流すと涼しくなります)。体内に熱がこもって体全体が暑く感じだすと、冷飲を欲するようになります。「自然の状態に調和して生きるとよい」という教えが、養生の仕方にあります。

令和4年7月17日(日)の函館支部の定例講習会は、休むことになりました。8月の定例講習会は、令和4年8月21日(日)におこなわれます。