(皐月)5月、すっかり陽気が多くなり、「五月晴れ」のような過ごしやすい快適な日があります。つつじなどいろいろな花が繚乱の季節で、咲き誇っていたさくらは、来年、再び開花するために花芽(生長すると花となる芽)をつくりだします。暦などにより、季節の移ろいを感じたり、動植物がかわりだすことで、季節の進みや遅れなどの推移を知ることもできます。
八十八夜(別れ霜:晩霜の害も減って陽気もよくなり、種まき、慶事のめやすとなる日)の頃茶摘みもはじまり、この時期の気候で育った柔らかい芽を摘んでつくった上質なお茶が、出荷されるようになります。日本には四季があるので、おいしい時期に作られたお茶が、季節感ある、縁起をかつぐお茶として珍重されました。立夏は、暦の上での夏のはじまる日。小満は、陽気が満ち、万物が成長して、おおかた満足できる大きさに育つと考えられている頃で、草木が茂って満ちはじめるという意味もあります。
過ごしやすい季節にはなりますが、季節の変化などにより病を感じた場合には、早めに経絡治療しましょう。
令和5年5月21日(日)に函館支部の定例講習会がおこなわれました。肌寒く感じる日でしたが、元気な挨拶があり、定例講習会がはじまりました。
午前は「高齢者に対する経絡治療」という演題で、宍戸尚先生が症例発表をしました。皆さまから、たくさんの意見や質問があり、いつものように、にぎやかな講習会になりました。
午後からは技術指導の「基本刺鍼」と「小里方式」をおこない、刺鍼技術の検証に努めました。皆さま、充実した日を過ごされたとおもいます。
来月の支部定例講習会は、令和5年6月18日(日)におこないます。

