文月(陰暦)7月 半夏生の頃には、日本各地で梅雨の雨季が明け、小暑の頃には本格的な夏の暑さを感じるようになっていきます。夏の土用の夏の盛りの頃は、蒸し暑い日本の夏らしさを感じる頃。「夏は成長するための陽気盛んに暑くなければならない」という教えがありますが、盛夏の主気の『暑』を過度に受けたばあい、生体の生き抜くリズムが乱されて病因となり、暑には昇散という特性があるので、頭痛、発熱、口渇・咽喉乾く、多汗・大汗、胸苦しさ、息切れ、尿量の減少、目眩(めまい)、脱力感などの病症があらわれやすいと言われています。また、夏季の気候は、温度、湿度ともに高いことが多く、体に四肢の倦怠感(湿の停滞)なども伴いやすくなります。日々を健康に過ごすためにも、体にあったバランスの良い食事をとり、養生をすることも必要になります。自然治癒力(免疫力)を高め、体をもとの元気な状態に戻していきましょう。
令和6年7月21日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。この日は、夏らしい暑さを感じる日でした。いつものように、明るい元気な挨拶をお互いに交わし、講習会がはじまりました。午前の講義は、阿部 孝先生の『わかりやすい経絡治療・総集編』でした。病症をわかりやすく弁別するためのお話しなど、とても興味のある内容でした。質問、意見などもたくさんあり、活気のある講習になりました。午後は、いつものように『基本刺鍼』と『小里方式』の技術指導をおこない、お互いに、特技を再確認、体得することができました。
来月は『第13回 国際指導者研修会』に参加するので、函館支部の定例講習会はお休みし、再来月の令和6年9月15日(日)におこないます。

