令和7年1月の支部定例講習会がおこなわれました。

1月 睦月むつき 
元日 年明けを迎えると、お祝いの言葉と、初詣はつもうでのようすがつぎつぎと伝えられてきます。1年の出発点として、家長は家族の幸せなどを願って、初詣「年ごもりがもと」をしていたといわれています。年賀などでのお祝いのご挨拶、2日の初夢、季節にもとづいた過ごしかたが教えられていきます。5日頃の「かんのいり」「寒中かんちゅう」は、小寒から節分までのおよそ1ヶ月を「寒」または「寒の内」といいます。寒さが厳しくなり、雪の日が続くことがあります。7日の朝には「七草粥」を食べ、貴重な栄養源の補給をし、1年の「無病息災」を願い、弱った胃腸を休めたとも言われています。11日の鏡開きの日には、やはり「無病息災」を願い、鏡餅を食べたと言われています。15日の小正月には、米と小豆で作った小豆粥を食べ、体の邪を払う習慣をしているあたりもあります。
ご多用、異常気象などで季節感を忘れてしまいがちな現代人に、昔のこよみなどは、私達に心の余裕や、充実感をもたらせ、旬の味覚なども教えてくれることがあります。そのことにより、旬の物を食べて元気になり、五感を開くことのきっかけとなるかもしれません。立ち止まってみたい日などに暦を見てみると、自分の中に心のゆとりが生まれ、気分転換になることもあります。そのための参考書にするのも良いでしょう。

令和7年1月19日(日)函館支部の定例講習会がおこなわれました。この日は積雪のある寒い日でしたが、いつものようにお互いに明るい挨拶を交わし、講習会がはじまりました。このたびの講義は、阿部孝先生の『わかりやすい経絡治療総集編・証決定』でした。いつものようにたくさんの質問・意見があり、活気のある講習となりました。午後からは『基本刺鍼』と『小里方式』をおこないました。それぞれが、技術の向上に励み、和気藹藹わきあいあいの雰囲気の中、とても充実した講習となりました。
この次の函館支部の定例講習会は、令和7年3月16日(日)におこないます。

詳しい内容の講義、講習のようす

実技指導後の検脉のようす