令和7年9月の支部定例講習会がおこなわれました。

9月 長月(ながつき)
秋は、実りを収穫するたいせつな季節、夏から秋へ移りかわっていく初秋は、天気がぐずつき、雨になる日もありますが、白露はくろの8日から、しだいに気温がさがり、草木・草花に露(つゆ)が凝って、白く見えはじめるあたりもあります。少しずつ秋が深まりつつあり、大気が冷え込むようになっていきますが、さわやかな秋晴れの好天になる日が続くようにもなります。この時期は、早く寝て、大気自然から原気を吸収し、冬にそなえる頃。「陽気が少なくなるので、陽気を発散しすぎず、発汗しすぎず、あれもこれもやりたいなどと、イライラして活動しすぎないように」という教えもあります。少しずつ気温が下がってきますが、適当な寒気(気温の低下)は、身体を涼しくし、皮膚をひきしめます。季節や1日のうちにも、自然界の『気の働き』の状態ははかわりますので、うまく自然界の気に適応して、生活するとよいでしょう。

令和7年9月21日(日)に函館支部の定例講習会がおこなわれました。さわやかな晴れの日でしたが、お互いに元気に明るい挨拶を交わし、講習会がはじまりました。
午前中は、阿部 孝先生の講義『実技解説・補瀉論』がおこなわれました。今回が3回目となる『実技解説・補瀉論』の講義には、たくさんの意見、質問がありました。まとめとしては、活発な、とても充実した講習になりました。
午後からは、いつものように『基本刺鍼』と『小里方式』の実技指導がおこなわれ、技術の修錬に励むことができました。
10月の函館支部の定例講習会は、お休みすることになりましたので、このつぎは、令和7年11月16日(日)におこないます。

詳しい優しい講義、講習中のようす

検脉をしながらの実技指導のようす