令和5年6月の支部定例講習会がおこなわれました。

(水無月)6月 穀物の種をまいたり、田植えがおこなわれた時期の芒種(ぼうしゅ)を過ぎ、梅の実りが熟し、収穫されたといわれる頃の梅雨(つゆ)は、農家には天候不順になりやすいということで、注意をうながすために、暦などにも記されるようになりました。
夏至(げし)は、太陽がもっとも北に寄り、北半球では、もっとも昼が長く、夜が短い日と考えられています。この頃からの、陽気がもっとも多い時期には、体の調子にあった適度な運動(痛みがでないような、無理のない運動)などをし、1日1回程度、発汗するようにし、気分的にも発散するような気持でいるとよいでしょう(陽気を発散しないと、体内に熱がこもりやすくなります)。陽気は、上半身、陽経、腑に多くあります。体内で陽気の多い所は心なので、胸の陽気を発散しないと、体全体がより暑く感じだし、冷房、冷食を欲し、多飲、多食するようになる場合があります。
夏らしさが増してくる頃、陽経の変調により痛みなどが生じることがありますので、体に病を感じる場合には、早めの経絡治療をおすすめします。

令和5年6月18日(日)に函館支部の定例講習会がおこなわれました。この日は、晴れやかな暖かい日でした。お互い元気に挨拶を交わし、講習がはじまりました。
このたびは、小林和世先生の症例発表『顎関節症』がおこなわれました。初めての発表でしたが、内容や発表形式など堂堂としていて、とても良い内容でした。質問や意見など多数ありましたので、本部で発表をするために、質問や意見を参考にし、内容を検討するようでした。
午後は、基本刺鍼と小里方式がおこなわれ、お互いに技術の再確認と、向上に努めました。実技については、毎月同じような内容ではなく(鋭い技術習得ができた。良い方向へ進んでいる)と感じるような内容でした。この日は、とても良い講習会をおこなうことができました。
来月は、事情があり休むことになりましたので、次の函館支部の定例講習会は、令和5年8月20日(日)におこないます。

和気藹藹の雰囲気の中で、講習しているようす