令和5年4月の支部定例講習会がおこなわれました。

(卯月)4月、天地がさわやかに明るい空気に満ち、ものみな生き生きとする、という清明の頃、春は寒さがゆるみ、陽光と恵みの雨を得て、虫や草木が天地に満ちてくる季節をむかえます。ツバメの初見、ウグイスの初鳴などがある頃で、春を告げる花の開花(うめ、もも、さくらなど)の観測の内容が伝えられるようになります。
さくらの見頃だというのに、暖かな陽気から、花曇り(うす曇りのはっきりしない天気)、花冷え(寒気がはいってきたり、曇りや雨で気温が上がらないようす)になることもあります。
春は気象がかわりやすいので、その影響により体の病を感じたら、早めに経絡治療(経絡の変動を補瀉し調整する)などをし、よい日を過ごしましょう。

令和5年4月16日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。その日は、肌寒さを感じ、春の恵みの雨の降った日でしたが、いつものように皆元気に挨拶を交わし、さくらの開花のお話しのあと、講習会がはじまりました。
このたびの講義、発表は、阿部孝先生の「実技解説 証決定」のつづきでした。わかりやすい解説をされ、質問などが多数でて、活気に満ちた講習となりました。午後からは、いつものように基本刺鍼をおこない、その後、小里方式へと進みました。技術の鍛錬に努め、充実した日を過ごすことができました。
来月の支部定例講習会は、令和5年5月21日(日)におこないます。

わかりやすい講義、講習のようす
とても綺麗に、さくらが咲き誇ってます