令和5年12月の支部定例講習会がおこなわれました。

12月(師走)冬は、日中が短く夜が長くなり、しだいに寒さにとざされていくなか、年のかわりめを迎えていきます。7日の大雪の頃は、本格的な冬の到来を感じはじめたり、雪が降りはじめるところもあります。また、初冬上旬の寒さが、次第にきびしく感じられつつある頃、思いがけない暖かい陽気になることがあり「冬日和」とも言います。
気温が冷えこみ、空気が乾燥する冬は、外界の陽気が少なく、陰気が盛んになる時期。陽気が深く貯蔵されていますので、あまり発散、無理をしないようにします。気象による症状がでやすい季節で、厳しい冷え込みが、体の機能に負担をかけ、血液の循環が悪くなり、血圧が上昇したり、冷え症や痛み、手足がだるいなどの諸症状がでやすくなることもあります。陰陽の気は、上下と内外において交流し、その働きを巡らせ、平均させて健康を保とうとしますが、過度の気象の変動などにより、体に不調を感じることもありますので、不調を感じる場合には、早めに陰陽の気などの調整をする経絡治療をおすすめします。

令和5年12月17日(日)に函館支部の定例講習会がおこなわれました。雪が降ってきて、冬らしい寒さを感じた日でしたが、明るい挨拶をお互いに交わし、講習会がはじめられました。午前の講義は、阿部 孝先生の「わかりやすい経絡治療 第22章 経絡調整の類別とその展望」の解説がありました。最後の章でしたので、総合的にまとめられていて、とてもわかりやすい内容でした。質問、意見なども多くあり、活気を感じる講習となりました。午後は「基本刺鍼」と「小里方式」の実技指導をおこない、どちらもテーマにそって進められ、それぞれが体得することができました。このたびも、また1つ勉強になりました。
本年も、当会をご支援いただきまして、どうもありがとうございました。来年(来月)の定例講習会は、令和6年1月21日(日)におこないます。

本年もどうもありがとうございました