令和6年3月の支部定例講習会がおこなわれました。

弥生(陰暦)3月 降り積った雪は雨にかわり、氷もとけて水になる。春の気配に草木の芽が出はじめる頃から、春はしだいに寒さがゆるみ、陽光と恵みの雨を得て、草木が天地にみちてくる季節を感じはじめます。啓蟄の頃は、季節の移ろいを感じさせてくれる、冬眠をしていたような動植物などが外に出てくる時期。寒の戻りのあるあたりもありますが、日が急に長くなり「光の春」がはじまり、季節のへんかとともに春は光にあふれ、やがて、少し遅れて気温が上昇していき、寒さもやわらいでいきます。春の暖かさの訪れにより、目覚めの条件が整い、いっきにさくらなどは花のつぼみが膨らんで、花を咲かせる準備をしはじめます。
気象の変動、気血の変動によっておこる病、気の労傷が多いためにおこる病は、経絡治療により調整をしながら、生命力を整えると良いとおもいます。

令和6年3月17日(日)、函館支部の定例講習会がおこなわれました。薄曇りの肌寒さを感じる日でしたが、いつものように、お互いに明るく挨拶を交わし、講習会がはじまりました。午前の講義は、宍戸尚先生の『保健で取り扱う疾患・神経痛シーズン2』のまとめでした。講義の途中で、ご意見やご質問を受けて、たくさんの意見の交換がありました。とても活気のある講習となりました。午後からは、いつものように「基本刺鍼」と「小里方式」の実技指導をおこないました。指導の中であらたな気づきを見つけて、切磋琢磨しながらの良好な講習会になりました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和6年4月21日(日)におこないます。

やさしい講義、講習のようす
脉をみながら、お互いに技術の向上中