令和4年9月の支部定例講習会がおこなわれました。

9月(長月)、高まりゆく空に、秋の訪れを感じるようになりました。秋は実りを収穫する季節と言われ、しだいに気温はさがって、夜から朝にかけて大気が冷え込むようになります。立春から数えた、稲の開花期の「二百十日」や、草木に、すきとおったつゆが光って白く見えるという「白露」、昼と夜の長さがほぼひとしい「秋分」の頃があり、少しずつ夜長の季節へと移っていきます。夏の頃の疲れを感じたり、症状がでてくることがありますので、治療をし、健康に留意しましょう。

令和4年9月18日(日)、函館支部の定例講習会がおこなわれました。いつものように、お互いに優しい挨拶をしてから、会務報告があり、その後に、阿部 孝先生の「綱領解説」がおこなわれました。このたびの講義は、宍戸 尚先生が「保健で取り扱う疾患 腰痛」をおこないました。先生達の質問や意見などがあり、とても勉強になりました。明日からの臨床に遣うことができると思います。

来月の函館支部の定例講習会は、令和4年10月16日(日)におこないます。

報告などと詳しい内容の講義、講習のようす

令和4年8月の支部定例講習会がおこなわれました。

8月(葉月)、立秋(りっしゅう:秋のはじまる日)をむかえ、暑い盛りではあるが、しだいに日が短くなり、秋の気配を少しずつ感じるようになる頃、再び暑さ「残暑」がぶり返し、季節は行きつ戻りつしながら動いていきます。処暑の頃は、昼間はまだ暑い日がつづきますが、朝夕は、しのぎやすくなり、日脚(ひあし)の短くなったことを感じるようになります。


令和4年8月21日(日)、さわやかな秋晴れの日に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。お互いの優しい挨拶があり、会務報告の後に講義がはじまりました。講師は阿部孝先生で、実技解説「証決定」につながる「脉診」の内容を中心に、お話されました。先生は、途中で会員に質問や意見などを聞きながら、講義をすすめられました。会員の皆さんが、たくさんの質問や意見を交わし、とても有意義な講習会になりました。その日は、充実した1日を過ごすことができました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和4年9月18日(日)におこないます。

くわしい内容の講義中のようす



令和4年7月の支部定例講習会は、休むことになりました。

7月になると、半夏生(梅雨が明ける頃)、小暑、夏の土用、大暑など、日に日に暑くなり、本格的な夏の訪れ、盛夏期を感じる頃になります。気温と湿度の高い日が続く夏の気象は、さまざまな体調不良を引きおこし、なかには、夏の間の症状では済まないケースもあります。夏バテという言葉があるように、ただでさえ体力が奪われやすいこの時季、内外因などによる体の多様な諸症状は、早めに治療しましょう(気血の調整)。陽気が最高潮に達する頃なので、上手に陽気を発散し、1日に1回は発汗するとよいでしょう(汗を流すと涼しくなります)。体内に熱がこもって体全体が暑く感じだすと、冷飲を欲するようになります。「自然の状態に調和して生きるとよい」という教えが、養生の仕方にあります。

令和4年7月17日(日)の函館支部の定例講習会は、休むことになりました。8月の定例講習会は、令和4年8月21日(日)におこなわれます。

令和4年6月の支部定例講習会がおこなわれました。

6月(水無月)は、春から夏への季節のかわりめの月で、芒種(ぼうしゅ:稲や麦などの芒[穂先のとがった部分]をもつ穀物の種をまく)の頃があり、日本では、南から少しずつ梅雨(つゆ:梅の実が熟する頃に降る長雨)入りしていきますが、北海道には普通梅雨はありません。しかし、まれに気象がぐずつくこともあり「えぞ梅雨」とよばれます。入梅(にゅうばい)の日は、梅雨の季節になることを教えるために、暦、カレンダーなどに記されることが多い。梅雨のように、急激に気温が低くなる時期になると、体が冷え、血液の循環が悪くなり、痛みが出やすくなりますので、気象など、体の外側から強く影響してくる病因による体の乱れ、病には、治療(気血の平衡バランス、調整調和をとる)をおすすめ致します。21日の夏至(げし:太陽がもっとも北に寄り、北半球では、1年中でもっとも昼が長く、夜が短い日)の頃は、心(しん)がよく働き、外界に陽気が多くなります。熱中症には気をつけながら、呼吸を盛んにして陽気をめぐらし、余った陽気は汗とともに発散するようにします。高温、多湿の気象がもたらす、さまざまな症状が現れやすいので、体力が奪われやすいこの季節、病は治療をし、養生もしましょう。


令和4年6月19日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。優しい挨拶を交わしたあと、「会務報告」からはじまり、阿部 孝先生の「綱領」解説があり、その後に、講義「わかりやすい経絡治療 第21章 救急法」の続き、「ナソ、ムノ」の解説がおこなわれました。30年ほど前に、阿部 孝先生がまとめられていた内容を題材に、解説をしていただきました。このたびも質問が多くあり、めいめいが勉強になり、有意義な講習会をおこなうことができました。

くわしい講義、解説、講習のようす

このつぎの函館支部の定例講習会は、令和4年8月21日(日)におこないます。

令和4年5月の支部定例講習会がおこなわれました。

令和4年5月15日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。この日は、皐月花々が美しく咲きほこる頃で、晴れていましたが、肌寒い日でした。
いつものように、それぞれの元気な明るい挨拶にはじまり、講義がおこなわれました。今月は、阿部 孝先生の「急性症と適応側について」という題の症例発表がおこなわれました。適応側の判断は、迷うことがあるとおもいますが、「どのように判断していくのか?」を詳しくお話され、その後で「症例3題」も、発表されました。質問、意見などがいろいろと交わされ、とても勉強になり、充実した日を過ごすことができました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和4年6月の19日(日)におこないます。

詳しい講義、講習のようす
学術講習後の、充実し、満足することができたようす

令和4年4月の支部定例講習会がおこなわれました。

春の土用(立夏の前の18日間の称)を迎えた、令和4年4月17日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。春とはいえ、とても肌寒い日でしたが、それぞれが元気に挨拶を交わし、その後、講義がおこなわれました。今月の講義は、阿部 孝先生の「実技解説・証決定」の続きでした。脉診を、わかりやすく講義していただき、質問や意見の交換などが、盛んにおこなわれました。3ヶ月ぶりの定例講習会でしたので、久しぶりに、充実できた日を過ごすことができました。
土用には、脾、湿がよく働いて、五臓を養いますが、もし働きが充分でないと臓全体が弱ってきますので、諸症状がある方には、治療をおすすめ致します。
来月の函館支部の定例講習会は、令和4年5月15日(日)におこないます。

くわしい講義、講習中のようす

令和4年3月の支部定例講習会はとりやめになりました。

弥生3月、春はしだいに寒さがゆるみ、太陽の光と恵みの雨を得て、虫や草木が天地に満ちてくる季節で、日ごとに昼間の時間が長くなり、陽の光が強さを増し、日差しが明るくなりますが、そのわりには、気温がまだ上がらないことから「光の春」ともよばれます。少しずつ暖まり始め、気温の上昇が感じられるようになり、この頃を「気温の春」とよびます。冬の間かくれていたすべてのものが、芽を出し活動的になり始める時期で、人体も陽気が多くなる時期であります。心身ともにのびのびと、活動的なきもちをもちましょう。「自然に調和して生きることが養生法の基本であり、自然に調和して生活することが、長寿の秘訣である。」という、先人の教養があります。
令和4年3月の函館支部の定例講習会は、新型コロナウイルス感染禍などにより、残念ながらとりやめになりました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和4年4月17日(日)におこなう予定でおります。

令和4年2月の支部定例講習会は中止になりました。

2月如月、暦上は、立春(暦上での春の初めで、二十四節気の最初の節)という、春めいた節日が設けられ、東洋の新年の起点とされております。まだ寒さの厳しい時期ではありますが、じょじょに日脚ものびて、太陽の明るさが感じられる頃なので、この頃の過ごしかたとしては、春の養生法などを参考にされるとよいとおもいます。
令和4年2月20日(日)の函館支部の定例講習会は、新型コロナウイルス感染禍などの影響による、まん延防止重点措置により、残念ながら中止とさせていただきました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和4年3月20日(日)におこなう予定でおります。

令和4年1月の支部定例講習会がおこなわれました。

令和4年1月16日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。15日の午後に、海底火山(フンガ・トンガーフンガ・ハアパイ)の、ほぼ1000年おきの大噴火があり、当初は「被害の心配はない」という気象庁の発表がありました。16日未明に、日本などに津波警報・注意報の発令、緊急速報メールの配信がありましたが、被害・難無いということで、講習会がおこなわれました。いつもとはちがう、会員それぞれの挨拶と、夜中の警報などへの驚きのお話があり、(被害がないように)という願いを、会員それぞれがきもちの中にもちながら、会務報告などと、宍戸尚先生の講義、講習がはじまりました。皆の願いがかなったのか、「災害の恐れはない」ということで、午後には警報と注意報は全て解除されましたので、いつものように、和気藹藹の雰囲気の中、安心し講習することができました。

当日の講義、講習のようす

令和3年12月の支部定例講習会がおこなわれました。

令和3年12月19日(日)に、函館支部の定例講習会がおこなわれました。その日は、凍てつく寒さを感じましたが、会員達のとてもあたたかい挨拶があり、そのあたたかい雰囲気により、寒い感じがどこかへ吹き飛んでしまいました。そしてそのあとに、阿部孝先生の講義『わかりやすい経絡治療 第21章 救急法 補助療法の奇経・子午・ナソ・ムノ・刺絡治療』の第2回目がはじまりました。経絡や干支を、1日の時間や1年の月にあてはめた内容を、優しく教えていただきました。出席された方方がとても興味をしめされ、講義の後は、質問、応答などを交えながらのお話に花が咲きました。午後からは、基本刺鍼と小里方式をおこないました。それぞれが、少しずつではありますが、学術の向上を目指し習得しました。このたびも、とても勉強になり、充実した有意義な講習会をおこなうことができました。
来月の函館支部の定例講習会は、令和4年1月16日(日)におこなう予定でおります。

あたたかい優しい雰囲気の中での、講義、講習のようす